中高年の目の病気

中高年になって問題になってくる目の病気には、

白内障 緑内障 加齢黄斑変性 ドライアイがあります。

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3割の人が40代から発症!白内障
どんな病気?
・目の中のレンズにあたる水晶体が濁って物が見えにくくなる病気です。
・90%以上は、加齢が原因で起こります。
どんな症状がおこるの?
・物がかすんで見えたり、まぶしく感じます。
どんな人に多い?
・40代以上から増加し始め、80代ではほとんどの人に見られます。
どんな治療法があるの?
・手術が必要になるまでは目薬で進行を遅らせます。
・手術は濁った水晶体を取り除き、人口レンズを挿入します。
手術を受ける時期は?
・仕事や日常生活に支障が出てきたときが目安です。
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後発白内障こうはつはくないしょうとは?
白内障手術後に人口レンズを入れている袋が濁るために物が見えにくくなる病気です。
手術を受けた方の30%~40%に起こりますが、レーザー処置をすれば視力は改善されます。
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自覚症状がないってホント?緑内障
どんな病気?
・目でキャッチした情報を脳に送る「視神経」が障害されて、
 視野(見える範囲)が欠ける病気です。
・40歳以上の方の5%にみられます。
どんな症状がおこるの?
・視野が徐々に欠けていきます。
・初めは自覚症状はありません。
早く発見するには?
・新聞紙の真ん中に印をつけ、片目を手で覆って、目を動かさず印をじっと見つめてください。
 紙面の一部がかすんだり、暗く見えたら要注意です。
どんな治療法があるの?
眼圧がんあつ(目のなかの圧力)を下げる目薬を使い、症状の進行を抑えます。
どんな場合に手術は行われるの?
・目薬で眼圧降下が不十分な場合に手術が行われます。
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視神経乳頭陥凹大ししんけいにゅうとうかんおうだいとは?
人間ドックで「視神経乳頭陥凹大ししんけいにゅうとうかんおうだい」という結果が出ても、緑内障と決まったわけではありません。
他の検査などもふまえて総合的に判断する必要があります。
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急増中!目の生活習慣病 加齢黄斑変性 かれいおうはんへんせい
どんな病気?
・網膜の中心部にあたる「黄斑部おうはんぶ」に障害が起こり、
 見ようとする部分が見にくくなる病気です。
どんな症状が起こるの
・視野の中心部が、ゆがんで見えたり、薄暗く見えます。
どんな人に多い?
・50歳以上の男性に多い傾向にあります。(女性の3倍)
早く発見するには?
・片目だけで将棋盤などを見て、まっすぐな線がゆがんで見えないか、
 中心が薄暗く見えないかチェックしてみてください。
どんな治療法があるの?
・レーザー治療や眼内注射が行われます。
ふだん気をつけることは?
・喫煙は発症要因になるため、タバコは控えてください。
・ビタミンは予防効果がありますので、緑黄色野菜を積極的に摂りましょう。
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目が乾くだけじゃない!ドライアイ
どんな病気?
・さまざまな原因で、涙の分泌量が減ったり、涙の成分が変化し、
 目の乾きなどが現れる病気です。
どんな症状がおこるの?
・「目がごろごろする」
・「目がショボショボする」
・「目が疲れやすい」
・「目がかすむ」
・「朝起きたときに目が開けにくい」
・「風に当たると涙が多く出る」
など、ドライアイの症状は多岐にわたります。
どんな人に多い
・中高年に多く、男性よりも女性に多いのが特徴です。
原因は?
・3つのコン(パソコン・エアコンコンタクトレンズ)などで起こりやすくなります。
どんな治療法があるの?
・人口涙液やヒアルロン酸を含む目薬による治療が行われます。

40代になったら、目の健康管理のために、
年に一度は眼科健診を受けてください。

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